mama-nuの初めての妊娠出産

里帰りなしでの初めての妊娠出産の記録。主に出産に向けて購入したグッズの紹介

マタニティーの終わり

息子が退院してからドタバタと、なんだかんだ楽しく育児に奮闘しています。

 

 

先日私の産後検診に行ってきました。

 

息子は産まれてから総合病院に搬送されて1ヶ月ほど入院していたため、1ヶ月検診はそちらの総合病院で。

私は出産した産院のほうで。

 

こちらの産院、医師が担当制ではありません。

妊娠中期の頃まで複数の先生のにたらいまわしされてましたが、後期で心配な点が見られるようになってから、一人の先生がずっと診てくれていました。

いろいろあったけど最終的には私の中でその先生は戦友みたいな存在に。

 

産後検診もその先生。

会うのは出産翌日の内診以来。

 

内診室入るなり赤ちゃんその後どう??って心配してくれていました。

「こうこうこういう状況ですが無事退院しました。」「手術とかにならなくて良かったね。」などとカーテン越しに内診されながら会話。シュール。笑

 

私の方は問題なく、

「じゃあ今回のはこれで全て終わりです。赤ちゃん大変だけど頑張ってね。」

と言われ、あぁ、マタニティ終わったんだ…!脱・妊婦!(かなり今更だけど)となんだか感慨深い思いでした〜!

 

 

 

妊娠期、私はずっと「赤ちゃんのために」という感覚がどうしてもわからなかった。

赤ちゃんという私とは別の生き物が生きているという実感をあまり持てていなくて、自分の体の延長みたいな感覚しかなくて。

 

正直、結婚してすぐに妊娠が発覚して当時心の準備もできていなくて、どちらかというと終始マタニティーブルーぎみでした。

家から激近というだけで特に調べもせずにこの産院に決めました。

とても人気な病院のようで、遠くからわざわざ通ってくる人もいるらしい。

 

そんなキラキラした病院だったのもあり、周りの妊婦さんたちがすごい意識高い優等生に見えて。自分は食事のことで怒られたりして劣等生に思えて。

一時期本当に、自分、妊婦向いてない!!!と落ち込んでいました。

こうやってブルーになる妊婦さんもいっぱいいるのだろうけど、どうしても目につく、耳に入ってくる妊婦さんはキラキラしている方々なので。

 

この頃は、なんでお医者さんってこう上から目線で言ってくるんだろう〜医者は接客業ではないのか〜!とか思ったり笑

もっと食事とかうるさく言われない病院にすればよかった〜

最初に記入した体重、重めに書いとけばよかった〜

とかとか笑

 

それでもなんだかんだ生真面目に糖質制限食とか研究してみたりして、途中からは怒られなくなったけど、いつも検診前は憂鬱でしかなかったなぁ。

糖質やカロリーや、ノイローゼになりそうだったので切迫で入院になってからは食事のことを考えなくて良くなりある意味ほっとしたりしていました。

 

 

いざ産まれた我が子を抱いて、これ、確かに私から出てきた。

私の中にいたんだ。

全然自分の体の延長じゃない。

私とは全く別の生き物が私の中にいたんだ。

この時でした。「赤ちゃんのために」の意味がようやくわかった気がしたのは。

もうこんな私の体の中で生きてくれていてありがとう!!という気持ちです。

 

 

産まれてから一度かばんの底に落ちていたマタニティーマークを見て、

これもう使わないんだなぁ。

とふと思ったけどその時は立ち止まって感慨にふける暇もなく。

 

今回の検診は本当に一区切りという感じで。

出産はあっという間でいつの間にか妊婦じゃなくなっていたけど改めて、

もうマタニティーは終わり。

3人家族としての日々が始まるんだなっと深く実感しました。

また私は事あるごとにブルーになるんだろうけど、素敵な日々をおくっていけるように。